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レトロなメトロで肉天そば@新宿西口 [そば]

今月はじめ、東京から帰るバスの出る
新宿西口地下の中2階の
(地下にある中2階というのが面白い)
こじんまりした食堂街で蕎麦屋を見つけた
しかも立ち食いにしては値段が高い

いや、前から存在は知っていたが
ひさしぶりに見つけて思い出したのだった
そのときは時間がなかったので
次回には食べようと思った
その機会は意外に早く来た

長い時間券売機をにらんで
何にしようか考えた挙句「肉天」にした
あまり聞いたことがない名前だから

肉天そば 680円
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肉天は、サイコロ大の豚のバラ肉が入った
サクサクのかき揚げを乗っけたそばで
そのかき揚げが相当分厚く2cm位はある
また、下のそばが見えないくらい大きい

麺は細く、するっとして癖がない
つゆは見た目が真っ黒だが、さほど辛くない
味は薄くない
濃くはないが薄くない
そこにかき揚げの油と、中の豚バラの脂が混じって
つゆの表面が和風ラーメンのような状態になり
洋風薄味スープのような
まったりとした独特な味となる
美味しいかといわれれば
正直即答しにくいのだが
なんか「気になる」味ではある
そのつゆに、サクサクだったかき揚げが
浸って染みて「もこっ」となる
そばと一緒にすすれば、それは文句なく旨い
癖になりそうだが、私が食べるのは
深夜バスの発車前時刻になるので
つまり、寝る前にラーメン食べる並みの
覚悟が必要になるのだ
 
 
永坂更科 布屋太兵衛 新宿メトロ食堂街店
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10:00-22:00
新宿メトロ食堂街
新宿区西新宿1-1-2 新宿地下鉄ビルデイングB1F



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そば屋さん以外でそば:あそう(今津) [そば]

今津のまま亭が改装していたから
どうなったかと見に行ったら
「あそう」という喫茶店に変わっていた
まま亭との関係はないという

そんな私を惹きつけたのはやはり
「限定」の文字
火曜日と土曜日「だけ」
20食「限定」で手打そばが食べられるという
行ったその日は土曜日だった

そばセット 700円
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手打そばだけなら500円なのだが
これも限定のセットを勧められた
ゆずの香りがする炊き込みご飯が当たり
ほくほくして旨い
一方そばはひんやり
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氷水で〆てコシを出しているそうだ
確かに粘り気のあるもっちりしたそばで
美味しいか?と聞かれたのだが
先日の信州そば以来
そばの味利きには自信がないので答えられず
でも蕎麦湯はハッキリ言える
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旨かったです
  
 
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今津町120-1
水休 Pあり


手打そばは火・土曜20食限定
普段は喫茶店で
コーヒー紅茶が350円
トーストセットが500円など
ちなみに
ハイツ麻生との関係については訊き損ねた

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信州ツアー2日目の夜:信州で信州そばを食べた話 [そば]

松本に向かうバス車中ずっと
携帯の小さい画面に向き合い
前もってネットで調べておいた
リストをもとに比較・再検討し
その晩の夕食会場を、宿に近い
信州そば屋さんに決めた
宿への到着時間が遅くなり
閉店時間が迫っていた
日が暮れて静まりかえった商店街に
足音を響かせながら
我々家族は急いだ

松本市内中央を流れる
風情ある女鳥羽(めとば)川のそばに
そのお店「女鳥羽そば」はあった
連絡を入れていた我々を待って下さっていた
名物は三段重ねのせいろそばである

三重(みかさね)そば 1365円
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上段・海苔
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中段・とろろ
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下段・抹茶
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おつけもの
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蕎麦湯
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極めて清涼感のある細い麺に上品な蕎麦湯
文句なく旨い
旨いに違いないのだが理解できない
自信を持って美味しいと言えるのはおつけものだけだ
決して悪口で言っているのでは無い

見た目も食感も繊細で素晴らしいのに
「おそばを食べた感」はいまいち感じられないのだ
地元福岡や現在住の広島をはじめ、京都や東京などで
散々慣れ親しんでいるからこそ期待する
そば特有の香り、噛み応え、のど越しなど
そばの旧知の美味しさが希薄なのである
そしてこれは
福山の信州そば屋さんで感じていたことと同じだった

私はまだ
信州そばを理解できないのだ
舌がまだまだ子供なんだろう
俄然、信州そばに興味がわいた
この美味しさを、いつか分かるようになりたい
 
 
女鳥羽そば
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11:00-19:00ごろ 水・第3火休
長野県松本市中央3-4-8


お店のサイト
>http://metobasoba.com/

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ディープ街で十割そばを:とわり(船町) [そば]

船町の裏筋といえば
ある意味ディープな酒場街なのだが
海厨や壺中の一つ南の裏筋に
竹内まりやがBGMに流れる
手打十割そば専門店がある

スナックそのままの店内
カウンターに座るなりおしぼりを出す女主人
世間話をしながらゆっくり注文を確定する
しかも品書きやメニューが見当たらない
そのゆたりした接客の様子が
あまりに雰囲気そのままなので笑ってしまった
聞けば御主人さんは、その手の経験はないのだそうだ

   雰囲気に影響されてるかも知れませんね

少しアルコールが入っているかのような
薄いベールを間に挟んだ感じで
やりとりするお蕎麦屋さんなんて
他にあるだろうか

田楽
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おでんに田楽味噌をかけただけ
というが
今まで食べた中で
いちばん旨い田楽だった
こんにゃくが温かくて柔らかいのである
細かな粒の胡麻が効いている

おにぎり
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これも細かい胡麻がいい
そばの実を入れて炊き込んだそうで
そのカリカリっとした食感が美味しい
風味もある

ざるそば
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蕎麦粉だけで作った手打ちの蕎麦
女性が打ったという
あるいは
場所の先入観かもしれないが
香り立ちとかキレとかのど越しとかの点で
素人にもわかるような特徴をあまり感じない
当たりの柔らかい、普通に美味しいおそばである
が、凡庸では無い
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20100706towarisobau.jpg
蕎麦湯は「あまり出ない」のだそうだが
底に濃厚なエキスがありました

以上3品で計1100円だった
(昼は量的にお得なのだそうです)
メニューはほかに
かけそばと山かけそばがある
また夜も
季節料理の皿は出すものの
基本、おそばやさんとのこと
なお調理に時間がかかるので
そのおつもりで
  
 
手打ち十割そば とわり
20100706towari.jpg
12:00-14:00/*18:00-22:00**
*日祝は昼のみ営業
**おそば無くなり次第終了
不定休
船町5-8



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ありえへんつゆ:くまのの里 鴨尾(熊野) [そば]

私にはそばの味が分からないし
特にこだわりもない
だから、ふつうの素人が
そばを食べに行った感想としていうのだが

これほど「旨い」と実感したそばは
大黒屋さんの「割子そば」以来である

特につゆ
コクがあるのにしょっぱくない
ストレートでもはなから普通に飲めるほど旨い
なのに薄くならない
いくら食べても薄くならないのだ
ありえへん
魔法のつゆである

ありえへんといえば
店の場所からそうである
手作りの案内看板を便りに行くしかない
一度行っただけでは覚えられない
要は、福山から沼隈に向かい
左手にバス停と看板が見えたら曲がる
案内看板に従って山道をつらつらと登っていく
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うっそうとした木々の間の
細い道の先の先にあるのだ
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そしてまた、ありえへんといえば
お店の外観は旧い民家なのだが
中に入ると意外なほど広く明るく
近代的で新しい
清潔感のある白木のテーブルは大きくてゆったり

メニュー
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キュウリは突き出しである
飲みに行ったわけではないのに
ありえへん

ざるそば定食 950円
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やや短めのめん
白山系(飛騨など)のそばとのこと
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ほんのりとしたその味からその香り
そして食感から清涼感にあふれている

付け合わせの小鉢
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この鶏の煮つけがまた美味
量もたっぷり

そして蕎麦湯(右はつゆ)
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蕎麦湯といえばアツアツで
これでもかというくらい大量に出す処が多いが
このお店はやや温く、量も控えめなので
夏場は特に助かる
もうちょっと欲しいかなという程度が
一番いいのである

食べた終えた直後から
また食べに来たいと思うような
別な日に別な料理を食べていても
ふと思い出してしまうような
そんなそばである

こういうお店があるということ
すでによくご存知で
通っているひとが多いということ
備後福山の食のレベルは相当高いと改めて思う
その自覚が無く、自信無さ気に見えるのは
カープにも通ずるお人よしな広島気質なのかもしれない

あるいは、お人よしは私の方で
知ってて言わないのは「人の悪さ」かも知れない(笑)
だから教えてくださった方に大いに感謝したいと思う
ありがとうございました
 
 
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くまのの里 鴨尾
11:00-14:00/16:00-20:00(18:00以降は要予約)
火、第3月休 Pあり
熊野町丙631

くまのの里鴨尾



※行き方
水呑大橋を渡ってすぐ
鞆には向かわず沼隈へと向かう(福山沼隈線)
しばらく走ると、フタバ自動車学校の入口を過ぎる
(JOMOのGSとバス停「志田原団地前」があるあたり)
しばらく真っ直ぐだった道が、やがて左にくいっと曲がる
するとそこに「木原」バス停があらわれる
バス停の角に、このお店の案内ポスターが貼ってある
(小さいので見逃さないように)
それを目印に、その角を左に曲がると
これまた小さな白い矢印案内が現れるから
見逃さないように、矢印に従って行けばOKです

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そば処ぬまくまー(・(ェ)・)ノ イエイ [そば]

福山市街から水呑大橋を渡ってすぐ
鞆には向かわず沼隈方面に曲がる
みろくの里とか神勝寺温泉に向かう道だ
ひなびた山間を抜けていくと
やがて松永からの47号線と合体する
道の駅「アリストぬまくま」の前を過ぎれば
草深の賑やかな集落に入っていく
そのあたりに福山市役所沼隈支所の
立派な建物がある

その裏側
枝広邸という福山市の文化施設があるあたりは
山南川が流れ、姿のいい山もあって
なかなか風景の良い場所だ
枝広邸に向かうべく
沼隈支所の裏を川に沿って入っていくと
やっと見えてくるのが「そば処ぬまくま」である
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駐車場が広く、お客さんも多かったので
観光バスが立ち寄ったのかと思ったほど
そば道場も併設され、そば打ちもできるらしい

入口を入ると売店がある
大いに繁盛しているようで
名前を書いて、しばらく待った
相席ならということで通された店内は
窓が大きくとられて景色がいい
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テーブルは9つあり、小上がりもある
いかにも沼隈なおばちゃんたちが
店中狭しと駆け回っていた

メニューはかけ・ざるともに600円からで
きつねや月見、山かけは800円、天ぷら900円など
田舎そば700円もあるが、数量限定で売り切れだった

天盛セット+ざるそば 計1250円
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信州そばである(と思う)
噛んで味わうタイプではない
透明感と清涼感があり
清々しく軽量な印象
   ずばばばばっ
でなく
   するするっ
という感じで
そうめんに近いかなと思った
(言いすぎか)
つゆの甘さ辛さの按配が絶妙で切れもいい
そば湯もすっきりして飲みやすかった
   
知らないと寄れない場所にあり
お昼しかやっていないというのに
客足が絶えず、席が空くことが無い
みなさんよく御存知である

 
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そば処ぬまくま
(福山市沼隈高齢者ふるさと産品開発センター)
11:00--14:30 火休
沼隈町草深1876-1



   ☆   ☆   ☆

売店には、あの幻の内海のちりめんをはじめ
現地の産品が格安で売られていた
特に気に入ったのがこれ(各350円)
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お酒のあてに最高でした
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