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ザ・マペッツ(2011):なで肩とため息 [映画]

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こちらは日本語字幕で見た
私の場合、セサミ・ストリートの原体験は
NHKの語学講座番組としてであり
その当時、日本語吹替版など存在しなかったから
吹替版の方に違和感を感じるのだ
いつもと逆である
それに、聞き取りやすく分かりやすい英語なので
ミスリードされる可能性も少ない

でも声優さんは悪くない
ジェイソン・シーゲルの声は野原ひろしだったりする
そのフィアンセはエイミー・アダムス
悪役はクリス・クーパー、これがまたかっこいいんだ!
詳しくないが、ボーン・シリーズによく出ている人らしい

そういった実物の俳優さんたちと
人形であるマペッツが何事もなく競演しているのがすごい
しかもミュージカルである
そもそもセサミはそうだったけれども
競演のレベルに隔世の感がある

カメオ出演も豪華
豪華といってもなかなか通好みな人選で
例えば、ミス・ピギーの秘書は
「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープのアシスタント役だった人だ
私が気づいたのはウーピーさんくらいで
ウィリー・ネルソンが出ていたことは知らなかった

故ジム・ヘンソンの作ったマペットの世界は
社会に疲れた大人の哀愁がぷんぷん漂う世界である
カーミットにしてからに、なで肩でため息ばかりついている
とぼとぼしたその歩き方にはどこにも覇気がない
そのユーモアも自虐的で皮肉まじりだ
元気が出るときがたまにあっても
いわゆる躁の状態で長続きはしない。それでも…

それでも「素晴らしき哉、人生」の思いを強くする
そんな世界観はそのままに、ディズニーの力を得ることで
まるで舞浜シーのビッグ・バンド・ビートのような
コンパクトでパンチのあるエンターテイメントに仕上がっている

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