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選んでみました:福山ぶちうまグランプリ(中央公園) [お出かけ]

42年前の1968年に始まった福山ばら祭
43回目の今年は5/15-16の土日2日間開催された
主な会場は「ばら公園」「緑町公園」
そして駅から一番近い「中央公園」の3個所である
20100522butiumahiroba.jpg
(なお薔薇が福山市の花に制定された1985年に
 「バラ」でなく「ばら」を使うことに決まったそうです)

その中央公園会場の一角で行われたのが
「福山ぶちうまグランプリ」
20100522butiumapos.jpg
福山を代表する名物グルメを創ろうとレシピを公募
書類審査、実食審査等の予選を勝ち抜いてきた6品の中から
一般投票でグランプリを決めようという試みである

これは旨そう面白そう
ということで行ってみることに
先着400名分だというので
駐車も渋滞も心配だったので早めに出かけた
2日目も行ったのは
1日目の印象がかなり良かったのもある

【駐車】
中央公園と言えば中央図書館
クルマを留めるのはすぐそばの市営駐車場である
その屋上ってこうなってるってご存知でしたか?
20100515bsky.jpg
20100515deck.jpg
ちょっとした屋上庭園である
開始時刻までここで本を読んで過ごした

【会場】
ぶちうまグランプリの会場となったテントは
ローズコムの真ん前に設置されていて
ずらっと並んだテント中でも最大の大きさだった
2日間とも、順番待ちの人でこういう状態
20100522butiumatent.jpg
 
さていよいよランチ…コホンコホン…投票である
【投票の流れ】
  1.500円で投票コインを購入
  2.全メニュー6品の載ったトレイを受け取る
  3.食べる
  4.後片付け
  5.投票する

【全容の比較】
1日目
20100517butiumaplate1.jpg
2日目
20100522butiumaplate2.jpg
同じように見えるが
そして本来、同じでなければならないのであるが
実は少し違うのだ
盛り付けやトッピングが若干異なるのである
これによって、味自体も印象もかなり違ってくる
素人スタッフの一生懸命さは十分伝わってきたのだが
プロの安定感の大切さも同時に感じたのであった
 
【実食】
休日のお祭りで家族連ればかりなので
のんびりした雰囲気の一方
投票ではあるので、食べる順番まで指示されていた
それに従い、味の薄いものから

1.福山鯛うずみ
20100522butiumauzumiseikai.jpg
このブログですら何回も出てきたほど
「うずみ」は福山を代表する郷土料理である
薄味だが旨味のあるごはんの下から
鯛が出てくるサプライズが嬉しい
20100522uzumiup.jpg
ごはんだけでも十分旨いが
添えられた出汁をかけてレモンを散らすと
味も美味しさも全然違ってくる
B級というより、普通に旨い一品料理である

2.鯛そば
20100522butiumataisoba.jpg
あっさりというか、やや薄すぎるスープは
その割に脂っぽいのが納得しかねるが
宮通りの丸忠商店 もそんな感じだったから
これが正当な鯛そばなのかもしれない

3.福山とんぺいクレープ
20100522butiumacrape.jpg
これと、後述のコロッケは
豚肉の量と質で印象が全然異なる
たくさん入ってればそれなりに美味しい
クレープが普通に甘いクレープなだけに
キャベツの歯触りが違和感ありまくりで
これが楽しいといえば楽しい

4.福山豚じゃがコロッケ
20100522butiumacorokke.jpg
クレープ同様、メインである瀬戸のもち豚に
独特の旨味と柔らかさがあるので
含有する量と質に全体の印象が左右される品
入ってさえいれば文句なし。ソース無しで十分
さくさくほろほろで
特に熱々なら「ぶちうまい」だろう
なお福山の特産品であるクワイも入っているが
個人的にはクワイは素揚げが一番旨いのである。残念

5.鞆バーガーがす天
20100523gasuten.jpg
そもそも博多人である私は
「がす天て何?」なのだが
備後人なら知らない人はいない
ネブトという小魚のすり身の天ぷらであって
それをカツにしてバーガー化したものである
魚系練り物バーガー自体が珍しく新鮮で旨い
また野菜が多く、その歯触りが抜群に良くて
がす天との相乗効果が個人的に当たりの美味しさだった
逆に言えば、付け合わせの野菜の質次第かもしれない
20100522butiumagasutenyasai.jpg

6.鞆の潮待ちカレー
1日目
20100522butiumacurry1.jpg
2日目
20100522butiumacurry2.jpg
今回トッピングで最も印象が異なったメニューである
1日目は甘さを強く感じた
保命酒の酒粕ならではの
腰のある甘さである
そして後からちゃんと辛さが来るのだ
その点、かつてあった「福山カレー」よりは
マシとはいえるかな…という程度だった
ところが2日目には
からからに揚げたちりめんじゃこと甘エビが
これでもかというくらいトッピングされていて
ライスには広島菜まで混ぜ込まれていた
これが本来の姿であって、結構ツボにハマって旨かった

【後片づけ】
食事が終った容器とトレーは
セルフで回収コーナーに持っていくのだが
この回収作業が非常に面倒で時間もかかった
分別するだけではない
各容器に薄いフイルムが貼ってあって
それをすべてはがしてから捨てるのである
福山市民として、日ごろから
ゴミの分別では苦労しているだけに
この後片付けに一番地元らしさが出てるんじゃないかと
皮肉りたくなるほどである
というか、最も印象に残ったのはコレだった

【投票】
テントを出た処に6つの箱が置いてあり
好きなメニューの箱にコインを投じる
私は2日とも「がす天バーガー」に投票した
シンプルで親しみやすく
新鮮な印象を受けるメニューだからである

【結果発表】
2日目の午後、会場内イベントとして
投票結果が発表された
1位は「福山鯛うずみ」(241票)であり
2位のコロッケとは、わずか9票差であったという
主催した福山青年会議所は
今後コンビニでの商品化も視野に入れて
飲食店へメニュー化を働きかけ
この秋のマップ化を目指すそうである
 
 
20100522butiumahata.jpg



コメント(2) 

コメント 2

わこ

まずはnonnさん、この記事ありがとうございまする!

私もとても気になっていたのですが、なにしろ先着400名、
朝一に行かないとムリムリなことは十分わかっていたのだけど、
両日とも午前中には行けそうになかったので
もうこの記事をみた途端嬉しくて「おぅっ!」って感じです(笑)
 
でもびっくりしたのは両日の比較画像。
「おぅっ!」デス@@!
とても同じものとは(笑)

食べる順番も決まってたり!
へぇ~~って感じ^^
結果から、おなかすいてていちばんに頂いたものはより
印象に残るのかしらねぇ。

全部の画像もみれたし、私は言うことなしです♪
ホントにありがとう。

あ、私も分別にはビックリでしたよ。
午後から出かけて緑町公園のブースで飲食したのだけど
あんな薄いフィルムを剥がすトレイもみたことなかったし、
しかも剥がせない…
見かねてボランティアの若いお兄ちゃんがやってくれました(恥)
アレ、酔いたんぼには絶対ムリですね、エフピコさん。

福山JCの主催だったのですね、
商品化も楽しみですね。


by わこ (2010-05-23 16:38) 

nonn

おはようございます
いつもお便りありがとうございます

>食べる順番も決まってたり!
決まってるのは最初の方と最後だけでしたけど
私も意外でした

>薄いフィルム
わこさんも体験されましたか
あれ剥がしにくいですよね

>酔いたんぼ
備後弁ありがとうございます
さっそくレパートリーに加えさせていただきます
というか、お昼から「飲み」ですか?

>エフピコ
ああ、気づきませんでした
JCという言い方といい
やはりただものではありませんね>わこさん

またお便りくださいね

by nonn (2010-05-24 08:37) 

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