SSブログ

我が道を往く(1944) [映画]

題名からは予想もつかない
地味な内容である
劇的な展開はほとんどない
人の世の、人生の悲哀を
軽快なユーモアで楽しませながら
前向きに受け入れていく
実に「じわっと来る」のである
この監督の真骨頂だ
特に「間」
クセになりつい何度も観てしまう
20150922goinmyway.jpg
ビング・クロスビーの低く深い歌声が
心にやさしく染み渡る
「きよしこの夜」など
初見の父がいきなり一緒に口ずさんだほどだ
フィッツギボン神父を筆頭に
登場人物も魅力にあふれている
同じ題名の挿入歌が劇中で披露されるものの
正直出来がイマイチなのであるが
それを「落ち」で使ってしまうところに
この映画の質の高さを感じる
こんな名作を大戦中に作ってしまう
つくづくそんな国を相手に
戦争なんかするものではない


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。