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木版画は意外にデジタル:川瀬巴水記念展 [お出かけ]

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川瀬巴水(かわせはすい)という木版画家を
私はぜんぜん知らなかったのだけれど
まるでアニメの背景画のような
細密で陰湿でなく、透明感があってモダンな画風な上に
朝焼け夕焼け月明かりと
私好みのシチュエーションが得意ということで
ネットでその絵を見て一目ぼれしてしまった

なぜ知ったかというと
川瀬巴水の生誕130年記念展が福山のギャラリーで
ただいま開かれてる真っ最中なのである(8/14まで)
告知に紹介されていた阿伏兎観音の絵がキャッチーで
ネットで見たら対象が清洲橋とか私の好きなものばかりで
実際に行って、見て、絵葉書を貰ってきたのだ

現物はしかし、版画であって絵画とは違い
ネット画像で受けたような感激はなかった
細密で特に海面の透明感は素晴らしかったし
朝焼けの雲や空の微妙な色合いも絶妙だったけれど
デジタル技術でレタッチし倒したような
なんというか、絵画に感じる深みには欠けるような気がした

それでも
貰ってきた絵葉書での阿伏兎観音の絵は
やはり素晴らしい
紙に刷った絵がいまいちなのは
われわれがパソコンで画像を印刷する際
モニタの画像はすばらしいのに
プリント用紙に印刷するとがっかりというのに似ている気がする
その意味でもデジタルっぽいといえるのかも知れない
 
 
「川瀬 巴水」生誕130年記念展(8/14まで)
@まちなか交流プラザふくふく
20130808puraza.jpg
福山市今町4-23(本通り) Pあり



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