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古都猛暑行 #4:岡崎ぐるぐる 其の弐 京都の生チョコ屋さん [喫茶・カフェ]

このお店の場所を説明するのは難しい
ひとことでいうと
   岡崎通のひとつ東側の筋
ということになる
岡崎通は、岡崎公園地下駐車場の東を走る主要道路であり
場所さえ知っていれば案外近い処にあることが分かった
丸太町通沿いにあるドイツパン屋さんの西側の信号を
曲がったところでようやく見つけたのである

そもそも、お店の外観自体が非常に分かりにくい
板塀と翠の木々に覆われているのだ
さらに看板が木製で、字が書いてあるだけ
照明や電飾は見当たらない
20100802nm1.jpg

丁度立て看板(これも相当な代物だ)を出そうと
外に出てきた御主人に案内され
畳敷きの玄関に上がったら
中からいきなり出てきた店員さんは
涼しげな水色の浴衣を着たべっぴんさんで
思わずどきっとした
さらにふすまを開けると畳敷きの広間
薄暗くて弱冷房がきいている

古民家カフェは福山にもあるが
これほど古風なのは経験がない
いや、時代的には大正かせいぜい明治の家なのだが
原型をほぼとどめた形で利用されているため
おどろおどろしいくらいに旧さが生々しいのである
夏休みに、親戚のふるーい家に遊びに来た感じだ

縁側に面した机の前に座り
べっぴんさんが運んでくれた
ちべたーいお茶をのむ
20100802nmin.jpg
静かだ
どこかの子供たちの声が
ふすまの向こうから聞こえてくる
音もなく回る扇風機
窓を隔てた縁側では
蚊取り線香の煙がゆっくり立ち上っている
こんな感じの家ってあまり経験がないのに
不思議な清涼感と落ち着きがある
どのお店にも感じたことのない感覚だ

チョコレートセット+アイスコーヒー 650円
20100802nmcset.jpg
京都といえばぼったくり上等なので
(あくまでも個人的意見です)
この値段には驚愕である
もちろん、美味しかったからこそだ
20100802nmcup.jpg
左のはパウダーが振られている
舌触り、口解け具合が絶妙で旨い
真ん中のはひんやりとして
ねんどのように柔らかい
そして苦みが美味しい
右側はフルーティーだった
3種とも、オトナ食感オトナ味の幽玄チョコである
ほどよく冷えていて夏にピッタリ

メニューにはチョコケーキがあり
絶対美味しいに決まっているので
注文しようか大いに迷ったのだが
食べたばかりのチョコの印象を大事にしたかったのと
絶対また来てそのとき食べようと思ったのと
先程の行列のうどん店用にお腹具合を取っておくために
はやる気持ちをぐぐぐっと抑えた
これも大人チョコの効果といえよう

と突然、背後のふすまが開き
なぜか金髪の外国人女性が何も言わず
なぜか私のそばにぬこを置いて出て行った
ぬこは、ふすまの隙間に前足をかけて
懸命に何かを覗き込んでいる
その先の玄関先には、長い毛の犬が
地面にべたっと寝そべっていた
20100802nmnuko.jpg
わけわかめ
 
 
20100802nm2.jpg
kyoto生chocolat(京都生ショコラ) Organic Tea House
水~日 12:00-17:00 Pなし
夏期は喫茶のみ(12月からはランチもあり)
>http://www.kyoto-namachocolat.com 
京都市左京区岡崎天王町76-15



コメント(2) 

コメント 2

わこ

へ~!こりゃ素敵♪
でも私、絶対ムリじゃ~
探せないよ~

目の前に探し物あっても
絶対店員さんに
「●●どこですか???」って聞いてしまうヤツですからっ。。

あ、まぁ、こういうときには
通りすがりの人つかまえて聞くか^^v

でもこれはホント素敵♪

金髪リンダは(←意味はありません)
わんこの安眠をぬこに妨害されないように
かまうのならnonnさんに、と置いていきました(きっと)笑


長くなりましたついでに
先日の
「なのにわたしは京都に~」のクダリ…

もしかするとnonnさん、同世代なのか??
弟世代だと思ってたのに(笑)
by わこ (2010-08-02 23:18) 

nonn

おはようございます
いつもお便りありがとうございます

>金髪リンダ
あ~なるほど
そういわれれば納得できるような
…出来るかっ(笑)
まあ、ぬこのおかげで
楽しかったです

>同世代
知ってるのはタイトルだけなので
弟世代が正解だと思います

またお便りくださいね

by nonn (2010-08-04 07:34) 

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