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邂逅(1939) [映画]

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レンタルを観終わった直後
実に良い映画を観たなと
久しぶりにしみじみした
その後欲しくなったDVDをぽちったアマゾンのコメントで
全く同じことを書いてる人がいて笑ってしまった
淀川長治は冒頭の解説でネタをバラしながら何度も
「キレイな映画」と表現していた
(なので映画鑑賞後に見ることをおススメする)

大人の恋の話である
だからこそ
邦画みたく陰々鬱々だったりドロドロとかしていない
劇中のヒロインの言葉が象徴している

人生はロゼ(ピンク)シャンパンのように軽やかに

もちろん人生も恋と同じで
喜びはほんの一瞬
あとのすべては苦しみや悲しみや切なさ
なのだろうけれど
きっと真剣に人生(恋)を生きている人ほど
それをあからさまにしないのだ
言葉にはせず笑顔のまま
口の端を一瞬ゆがめて見せたリする
それで伝わるのである
そりゃ、いろいろあるよと
いろいろあっても、そうするだけの価値があると
言葉ではなく体現しているのである
「粋」である
それも命がけの

劇中で歌われる「愛の喜び(Plaisir d'Amour)」

言うまでもなくプレスリーの
「好きにならずにいられない」の原曲である

しかし、この映画にまで
ニューヨークのクリスマスが登場するとは
思いもよらなかった
しかも街の雰囲気がシーのアメフロそのままである
(船のシーンはコロンビア号だ)
だから、この映画の中で流れている時間と
自分の知ってるシーの時間がシンクロして
心臓方面に迫ってきて仕方がない私なのだ

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