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フィラデルフィア物語 [映画]

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ハリウッドを代表する名監督ジョージ・キューカーによる
ケーリー・グラント、キャサリン・ヘプバーン、ジェームズ・ステュアート
泣く子も黙る三大俳優を一堂に介した傑作ラブ・コメディである

【ジェームズ・ステュアート】
酔っぱらいのお芝居は
役者さんの力の見せどころである

また

ジェームズ・ステュアートといえば
フランク・キャプラの「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉、人生!」
ヒッチコックの「裏窓」「めまい」などで知られた名優中の名優である
そのジェームズ・ステュアートが
唯一のアカデミー主演男優賞をとったのが
この「フィラデルフィア物語」なのだ
この映画では
歴史的名優のオスカークラスの
酔っ払い演技が堪能できる

酔っぱらいのお芝居だけではない
ジェームズ・ステュアートは
キスシーンが下手なのだそうだが
この映画での
キャサリン・へプバーンとのキスシーンは
それはもう、もの凄いのである
絵画や音楽がそうであるように
優れた芸術作品は時間も距離も越えるのだ

【基本家庭志向】
伝説の女優であるキャサリン・ヘプバーンにせよ
現代の名女優であるメリル・ストリープにせよ
そして私がひそかに注目している和田夏十にせよ
プロ中のプロである以上に家庭志向であるのがすばらしい
(キャサリン・ヘプバーンは最終的に
 一人の男性に生涯を尽くしたという意味で)

【映画の教科書】
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このDVDは特筆すべき特典が2つある
1つは音声解説の素晴らしさ
演技もちろん、俳優の人となり、スタッフ
舞台裏のエピソードや歴史的価値
撮影、録音技術、背景美術にいたるまで
評価すべき点や意義を
丁寧にわかりやすく解説している
映画を楽しむ上で、大変勉強になり
参考になる解説である

2つ目は、キャサリン・ヘプバーンの
自伝的ドキュメンタリーが付いていること
これも大いに見ごたえがある
女優として超大成功を収めただけではなく
超大富豪との恋愛もあった彼女が
独立心旺盛で、目立ちたがりでちょっと変わった
でも、どこにでも居そうな
ごく普通の、当たり前の感覚を持った女性であることに
感動・共感すると同時に、襟を正す思いもするのである


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